[home] ONLINE BREAKER > MORE > 小説 > 新太郎と愉快な仲間たち > 第五回更新分 [mirror]

ある意味すごくあっさりした性格です。これは長所といえるのでしょうか?

「ふむ・・・・とりあえず小説を読むかね・・・・・・・・ん・・・・?」

ふと気づくと今まで持っていたはずの本がありません。周囲を見渡してもありません。ポケットの中を探してもありません。

「おかしな話だ・・・・・・・とりあえず・・・・・・・店員に聞くか?・・・・・・・やけに積極的な自分が嫌・・・・って・・・え?」

さっきまで気づかなかった異常に・・・・新太郎は今気づきました。

「あぁ・・・・・ぁあ?・・・・・何で?・・・・さっきの本について思い出せん・・・・そう・・・・確かに見たことがないタイトルだったはずなのに・・・・・・そもそもどこの出版社だったんだ・・・・・おかしい・・・・・何かがおかしい・・・・白昼の蜃気楼・・・・・ってか?」

本屋で蜃気楼が起きたらその本屋は観光名所になっているでしょう。

「・・・・・むぅ~~~余計なことは・・・・・・・後で考えるっ!!」

とりあえず現実逃避。面倒なことは後回しで生きるのが新太郎の日常です。

「そうと決まったら・・・・・・・・・帰るか・・・・・・・・・帰り道を考えると憂鬱だよ・・・・・」

と・・・・・結局何も買わずに帰ることにしたようです。

「ふぇ・・・・・暗っ!!うそん?そんなに長く熱中してましたん?」

本屋というものは・・・・本が傷むのを防ぐために基本的に窓が少なくなっています。・・・・それでも完全に日が落ちていることに外に出るまで気づかないものでしょうか?

「はぁ・・・・なんか疲れた・・・・・ハイテンションで生きるのも面倒だし・・・・・ローでいこうローで」

なんだか疲れすぎていつものキャラクター性を発揮できないようです。

「・・・・・・・・坂道だ~~・・・・・・・下り坂だ~~~~・・・・・面白くないって・・・・あ~わけわかんね」

わけがわからないのはあなたの行動です。

「なんか突っ込みどころがわからないほど微妙なボケをされたお笑い芸人の相方くらい・・・・・わけわかんねぇ」

そんなことがありうるのでしょうか?

「ふむ・・・・・・・麗しの我が家はいづくにかあらんや?」

新太郎は一人暮らしなので門限がありません。だから特に急ぐ必要もなくゆっくりと帰っていきます。

というわけで新太郎は家に帰ってきました。

「・・・・長かった・・・・・帰るのに四・五時間くらいかかった気がする」

実際にそれくらいかかってますね。

「これから飯・・・・面倒だよ・・・・」

新太郎は疲れきっていて、まるでいもしない人物に話しかけているようです。

「いぇい・・・・・疲れたぜい」

それはもうわかったから。

「冷蔵庫には野菜があるぜい」

新太郎は冷蔵庫を開けて一言そういいました。

「今日のお肉は人肉DAY

もうわけがわかりません。

「そんなことはないDAY

DAYというのが気に入ったのでしょうか?

「そんなことはないDAY~♪

・・・・そんなことはない?

「とりあえず・・・・・・・・なんか食わんと倒れそうな予感」

あれだけ激しく動いたりしていればまぁそうなるでしょうね。

「米炊いて~」

無洗米?

「わぉぅ!!・・・・・洗い忘れた」

あらあら。

「困ったちゃんな僕~」

激しく謎なせりふです。

「・・・・・セット完了。米を早く炊くには・・・・・ちょっとあったかいお湯で炊く!!」

さらに早炊きです。

「まぁ・・・・そのうち炊けるから・・・・その間に何か料理しますか」

朝食がパンだったので夕食はしっかりしたものが食べたいようです。

「・・・・・とりあえず目標としては家庭的な食事・・・まずはサラダ。レタスをちぎって適当に配置後に四つか八つに切ったトマトを配置。さらにその隙間に生ハムをちょっとはさんだりして最終的に中心に一応油を切ったシーチキンを・・・乗せる」

サラダにはこだわりがあるようです。

「次は~・・・・・アキハバラ~アキバハラで~す・・・じゃなくて」

現在はアキハバラですが昔はアキバハラだったそうです。

「ふむ・・・・お湯を沸かし忘れてたね」

何に使うのでしょう?

「沸くのに五分から十分と考えると・・・・・ふむちょうどいいかな?・・・・パックの肉~はどこですか~」

あらかじめ解凍してあった豚肉一パックがまるで料理番組のように出てきました。

「とりあえず出して~・・・・・消して~リライトして~・・・・実はいつまでたっても終わらない」

・・・・・・頭によぎったということにしておきましょう。

「こしょうを軽く振った後焼く・・・・・ちゃんと火が通るように広げねば・・・・・」

そうこうしてるうちに火にかけたやかんの水が沸騰しそうです。

「ちょっとした疑問なのですが・・・・・沸騰するのはお湯?・・・・水?・・・・・言語的な問題ですね~」

とりあえずお湯は今のところ使わないようです。

「ふむ・・・お湯はどうせ最後だし・・・・サラダは冷蔵庫で冷やしてるし・・・・・キシリトール配合のガムを噛みすぎると腹壊すし・・・・・肉は・・・・そうだ。うむ。大根おろしが必要だ」

というわけで台所の下の棚から取り出し奉るは普通のおろし金~・・・・・と入れ物。

「効果音ぴろりろり~ん・・・・・・新太郎はおろし金を発見した・・・・・とりあえずおろして・・・・っていうか肉もそのうち盛り付けねば・・・・っていうか米が!!」

作業がたまってきたようです。

「うぬ~がしがしがしがしがしがし・・・・・・・エンドレスじゃぁ!!」

さっきまで疲れていたのに何気に元気です。

「やっと全部おろせた・・・・では次は・・・・お湯をインスタントの味噌汁の素の入った器に注いで・・・・・冷蔵庫からサラダ出して・・・・ご飯よそって・・・・肉忘れてた・・・・肉を盛り付けて・・・・・大根おろしを器に入れて・・・・あとは~あとは~・・・・何もなし?・・・・・・とりあえず残ったお湯でお茶を・・・・・」

何気に豪華な夕食です。

「それでは・・・・いただくとしますか」

いすに座って合唱。

「・・・・・こういうときは何っていうんだったか・・・・・忘れたからどうでもよし」

なかなか大雑把な人物です。

「ふむ~ふむ~ふむ~・・・・・多い」

どうやら思ったよりも肉が多かったようです・・・・一パックもあれば・・・・・ねぇ?

「ぐぐぐぐぐ・・・・・・」

そうして食べているうちに夜もふけていきます。

「ぐ~・・・・・・もう食えん」

最終的に肉が半分ほど余ってしまいました。

「もったいないから・・・・明日の朝食だな」

というわけでラップをして冷蔵庫に皿をしまう新太郎。

「大根おろしも冷蔵庫に封印・・・・・」

封印してしまいました・・・・・。

「今日は・・・・・シャワー浴びるか」

というわけでシャワータイム・・・・。

「さっぱりした~」

カラスの行水。

「歯もシャワー浴びてるときに磨いたし・・・・・食器の後片付けは明日でいいか・・・・」

そうやって後片付けは先送りされていくものです。

「では寝る!!」

誰に宣言しているのでしょう?

「っていうか僕って・・・・・寝付き悪いよね~」

電気を消して布団にもぐりこむ新太郎。

「さて・・・・寝よう寝よう・・・・・ぐぅ~~」

全然寝付き悪くないっすよ!!っていうか宿題はないのか!?

「・・・・宿題なんてやらなくても学生は生きていける~

新太郎はそういう人物でした。

「では・・・・・・お休み~」

寝言にしてはしっかりしています。しかしながら仕草は確実に寝ている人のものです。・・・新太郎はそういう人物なのでしょう。ではお休み新太郎。

[ つづく]